拉致問題相を兼ねる林芳正官房長官は14日、政府が都内で開いた北朝鮮による日本人拉致問題に関するシンポジウムに出席した。2025年1月にトランプ次期米大統領が就任することに触れ、「拉致問題を含む北朝鮮への対応について、米国をはじめとする国際社会への働きかけを引き続き推進したい」と述べた。
林氏は「拉致問題は決して過去の歴史上の事件ではない。こうした理解をより多くの国民にしてもらうことが非常に大事だ」と語った。「すべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現に向けて政府一丸となって全力で取り組んでいく」と訴えた。
シンポジウムに先立ち、教員をめざす岡山大の学生との車座対話に参加し、若者向けの啓発などについて意見交換した。林氏は「時間の経過で問題が風化をすることが一番避けなければいけない」との認識を示した。
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