林芳正官房長官は16日の記者会見で、故安倍晋三元首相の妻昭恵さんがトランプ次期米大統領と面会したことについて「政府としてコメントする立場にない」と述べた。政府による渡航費の支出や職員の同行はなかったと説明した。
トランプ氏の妻メラニアさんが15日、昭恵さんが米南部フロリダ州を訪れ、トランプ氏の私邸で夫妻と面会したとX(旧ツイッター)に投稿した。「安倍元首相をしのび、素晴らしいレガシー(政治的遺産)をたたえた」と書き込んだ。
石破茂首相は今年11月に南米を訪問した際、帰国途中にトランプ氏との会談を模索した。トランプ氏側から法律上の制約で就任前はどの国の首脳とも面会しないと説明され、実現しなかった経緯がある。
林氏は記者会見で、昭恵さんとトランプ氏との面会が二重外交になるのではないかと聞かれ「政府としてコメントする立場にはない」との回答を繰り返した。
- 【関連記事】トランプ夫妻、安倍昭恵さんと面会 フロリダ州の私邸で
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。