立憲民主党の渡辺周元防衛副大臣は13日、自身のSNSで静岡県知事選への出馬を辞退する考えを示した。泉健太代表と面会し、党にとどまることを依願されたと明らかにした。「思いを受け止め国政に引き続き専念する」と投稿した。

13日に自身のフェイスブックを更新した。投稿によると、泉氏は12日深夜に渡辺氏の議員宿舎を訪問した。「夏にも想定される衆院解散・総選挙で再び政権交代を実現するため党の総意として国政にとどまっていただきたいと懇願された」という。

「知事(選への)挑戦は見送るが、郷土発展に引き続き取り組む」と強調した。

泉氏は13日、都内で記者団に「昨晩、渡辺氏には国政に残ってもらいたいと話した。私の思いを受けとめてもらった」と話した。

静岡県知事選は職業差別ともとれる発言による川勝平太知事の辞職に伴う。渡辺氏は10日、国会内で記者団に「郷土に対する思いはある。地元に意欲は伝えている」と述べていた。

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