【ローリー(米ノースカロライナ州)=秋山裕之】岸田文雄首相は13日(日本時間14日未明)に政府専用機で米ローリー・ダーラム空港を出発し、帰国の途に就いた。国賓待遇での訪米日程を終えた。14日午後に帰国する。
首相は10日にホワイトハウスでバイデン米大統領と会談し、共同記者会見で共同声明を発表した。日米両国が「未来のためのグローバルパートナー」と位置づけた。
9日は大統領夫妻とレストランで夕食をともにし、10日は日米の著名人も集めたホワイトハウスでの晩さん会に招かれた。
首相は11日に米議会の上下両院合同会議の壇上にあがり英語で演説した。「日本は米国と共にある」と呼びかけ、超党派の議員が総立ちで拍手を送る場面が15回ほどあった。
同日は日米フィリピン3カ国による首脳会談を初めて開いた。南シナ海の海洋安全保障のほか原子力・半導体といった経済の重要分野での協力も確かめた。
12日は米南部ノースカロライナ州でトヨタ自動車やホンダの米航空機事業子会社を視察した。日本人留学生や日本語学習者らとも意見を交わした。
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