自民党の石破茂元幹事長

自民党の石破茂元幹事長は17日に都内で開いた講演で、選挙で自民党候補が消去法的に選ばれるのは望ましくないと主張した。「『野党がダメだから自民党』というチョイスを有権者にお願いしてはいけない」と述べた。「自民党がいいから」という理由で選ばれる努力が必要だと話した。

衆院解散・総選挙を巡り、内閣不信任案が可決されたときに有権者に信を問うのが本来のあり方だとの認識を示した。

かねて主張してきた非常時の国民保護の重要性も改めて訴えた。「いま北朝鮮は遊びや冗談でミサイルを持っているわけでも何でもない。どうやって市民を守るのか」と語った。日本国内でシェルターの整備が遅れている現状を指摘した。

秋の同党総裁選の対応は明言を避けた。当選期数を重ね多くの仕事を歴任してきた議員であれば総裁をめざすことを考えるのが「議員のたしなみ」だと説明した。「一切考えないというのは自己否定だ」と話した。

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