上川陽子外相は21日の記者会見で、静岡県知事選の自民党推薦候補の応援演説での「この方を私たち女性がうまずして何が女性でしょうか」との自らの発言について、「女性パワーで未来を変える趣旨で行ったものだった」と改めて釈明した。「私の真意と違う形で受け止められる可能性があるという指摘を真摯(しんし)に受け止めた」と発言を撤回した理由も重ねて説明した。

 また、上川氏は「豊かで明るい可能性に満ちた日本、世界から尊敬され、必要とされる日本を次の世代に引き継ぐため、引き続き与えられた外務大臣の職責に一意専心の思いで取り組む」と述べ、発言を受けての外相辞任を否定した。

 問題となった発言は18日、地元静岡市で開かれた女性支持者らの集会であり、上川氏は19日に報道陣に発言を撤回する考えを示した。(松山紫乃)

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