記者会見する立憲民主党の岡田幹事長(21日午後、国会)=共同

立憲民主党は21日の常任幹事会で、地元選挙区内の有権者に日本酒を渡したとして公選法に抵触する恐れが指摘された梅谷守衆院議員(新潟6区)に対する処分を協議した。岡田克也幹事長が党員資格停止1カ月とする案を示したが、出席者から異論が出てまとまらず、結論を持ち越した。

梅谷氏は1月、新潟県上越市で開かれた複数の会合で有権者に日本酒を手渡したことが2月に発覚。「イベントなどへの対価との認識だった。軽率だった」と陳謝した。

常任幹事会は冒頭を除き非公開。関係者によると、岡田氏が常幹による厳重注意とともに、党員資格停止1カ月を党倫理委員会に諮ると提起したが、3カ月にすべきだなどとの意見が出た。岡田氏は記者会見で「役員会などで再度議論した上で提案したい」と語った。

梅谷氏は新潟県議を経て2021年の前回衆院選で初当選した。県内の小選挙区定数が6から5に減るのに伴い、次期衆院選は5区の公認候補に内定していた。〔共同〕

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