会談は23日午後2時すぎから総理大臣官邸でおよそ30分間行われました。

冒頭、岸田総理大臣は「国際社会を分断と対立ではなく協調に導き、法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序を維持・強化するべく連携を一層強化したい」と述べました。

また、自衛隊とマレーシア軍が共同訓練を実施したことを歓迎するとともに、海洋での安全保障面での協力を一層強化したいという考えを伝えました。

会談で両首脳は「包括的戦略的パートナーシップ」に格上げした両国の関係を一層発展させていくとしたうえで、脱炭素化やサプライチェーンの強じん化など、幅広い分野で協力を進めていくことで一致しました。

さらに、北朝鮮による核・ミサイル開発や拉致問題、それに海洋進出の動きを強める中国を念頭に、南シナ海や東シナ海をめぐる情勢についても意見を交わし、引き続き連携していくことを確認しました。

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