月を周回する軌道に到達する探査機とも通信できる口径13.5メートルのパラボラアンテナが、福井工業大あわらキャンパス(福井県あわら市)に完成し、1日、関係者にお披露目された。月を巡る開発競争が国際的に活発となる中、探査機や衛星の運用を支援する。
福井工大によると、これまで国内で月探査機と通信できるような大型で高性能な地上アンテナ設備を持っているのは宇宙航空研究開発機構(JAXA)のみで、数が不足していた。探査機のコントロールや画像の受信などを担う。
2025年度に打ち上げを予定するJAXAの深宇宙探査機「DESTINY+(デスティニープラス)」の支援からの運用開始を予定している。
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