摂食障害は、食事を自分でコントロールできなくなり、心や体に影響が出る、いわゆる拒食症や過食症などと呼ばれる精神疾患で、国内で医療機関を受診している患者は1年間で20万人を超えているとみられています。

2日は「世界摂食障害アクションデイ」に合わせて、日本摂食障害協会などが東京 文京区で啓発イベントを開き、およそ70人が参加しました。

この中で、摂食障害の当事者の大学生の女性が、自分の体験を語りました。

女性は、高校生の時に、SNSでモデルの女性が断食してやせたと話す動画を見たのがきっかけで、摂食障害になり、自分も人の目が気になり、やせたほうがよいと思い込んで追い詰められたと明かし、インターネット上にあふれる情報の受け止め方を身につけることの重要性を訴えました。

また、イベントでは、SNSは摂食障害の正しい知識に触れるきっかけにもなるとして、日本摂食障害協会などが制作した、やせることの弊害を伝える動画も披露されました。

イベントに参加した大学生は「自分と同じ若い世代がSNSのリテラシーを上げる必要を実感した」と話していました。

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