長野県大町市の大町山岳博物館で飼育されているライチョウのつがい(市立大町山岳博物館提供)

 長野県大町市の大町山岳博物館は4日、博物館で飼育している国の特別天然記念物ニホンライチョウの雌2羽が5月25日から4日までに計9個の卵を産んだと発表した。今後、人工的に温めるための機器に卵を移し、有精卵であれば約3週間でふ化するという。

 博物館によると、2019年に同館でふ化した雄と組み、24年1月に富山市ファミリーパークから受け入れた雌が4個を産んだ。このほか24年2月に横浜市繁殖センターから繁殖のために交換で来た雄とペアになり、博物館で21年にふ化した雌が5個を産んだ。

 博物館では例年この時期にライチョウの産卵があり、今後も1日おきに1個ずつ産むことが見込まれると説明している。

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