【ジュネーブ共同】世界気象機関(WMO)は「世界環境デー」の5日、世界の年間平均気温について、これまでで最も暑い年だった2023年の記録が28年までに更新される可能性が高いとする報告書を発表した。パリ協定が目指す気温上昇の抑制幅1.5度を超える確率も高いと見通し、温室効果ガスの一層の削減が必要だと強調した。
気温上昇の幅は産業革命前と同程度とされる1850~1900年の平均と比較。23年は約1.45度、高かった。WMOは、86%の確率で28年までのうち少なくとも1年がこの記録を更新すると予測。24~28年の平均気温は1.1~1.9度高くなるとしている。
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