北海道ガスは赤井川村と村の温暖化ガス削減に向けて連携協定を結んだ(10日、北海道赤井川村)

北海道ガスは10日、北海道赤井川村と観光分野での省エネや、村で排出される温暖化ガス削減を目指して連携協定を結んだ。同村には国際的なスノーリゾート、キロロリゾートがあるが、同リゾートから排出される温暖化ガスの量は、村全体の約半分を占める。北ガスが開発した省エネサービス「ミース」を使い、温暖化ガスの削減を目指す。

省エネサービスの導入時期や設置箇所など詳細は今後詰める。同施設の空調向けに稼働しているボイラーを自動で制御し、燃料の液化石油(LP)ガスの消費量を抑えて運転して、温暖化ガスの削減につなげる。室内の二酸化炭素(CO2)濃度や温度、湿度を測って省エネにつなげるサービス導入も視野に入れる。

このほか、公共施設での太陽光発電をはじめとする再生可能エネルギーの導入や垂直型太陽光発電の設置、国の認証クレジットである「J―クレジット」の創出などエネルギーの地産地消の実現に向けて協力する。

北ガスの川村智郷社長は「これまで培った再生エネ開発のノウハウを生かし、赤井川村のゼロカーボン達成に向けた課題解決に精いっぱい取り組む」と語った。

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