さっぽろ創世スクエアで使う熱と電力を実質カーボンニュートラルにする

北海道ガスは21日、札幌市中心部の複合ビル「さっぽろ創世スクエア」に供給する熱と電力を脱炭素化すると発表した。カーボンクレジットの枠組みを用いて供給するガスと、電気が化石燃料由来でないことを証明する「非化石証書」を活用。同ビルに供給する電力と熱の全てで二酸化炭素(CO2)の実質排出量ゼロを実現する。

7月から始める。カーボンクレジットを活用したカーボンニュートラル液化天然ガス(LNG)を燃料として、ガスコージェネレーション(熱電併給)システムで電力と熱をつくる。発電時に生まれる排熱は熱の供給に使う。不足分の電力は北ガスが供給する電力に非化石証書を組み合わせ、「実質再生可能エネルギー」とみなす。

6月21日に開いた株主総会では、株主から再生エネの取り組みについての質問も出た。大槻博会長は「小水力発電は可能性がある。水利権などの問題で簡単ではないが、地方自治体と連携してひとつでも早く事業化できればいい」と語った。

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