ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡によって、地球から133億光年離れた銀河(下)の中に見つかった星団(ESA/Webb,NASA&CSA,L.Bradley,A.Adamo提供)

 早稲田大や名古屋大などの研究チームは4日、ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡で、地球から133億光年離れた銀河の中に恒星の集まり(星団)を五つ発見したと発表した。これまでに見つかった中で最も遠い。約138億年前に起きたビッグバンから4億6千万年後に当たり、宇宙初期に誕生したという。

 チームによると、地球がある天の川銀河の星団よりも数倍質量が大きく、約10倍高い密度で集まっていた。恒星同士がぶつかって合体したとみられる。ブラックホールが誕生する舞台の可能性もある。

 研究成果は6月24日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。