ニホンミツバチは羽でアリをはじいて巣を守る行動をとる=国立環境研究所提供

国立環境研究所はニホンミツバチが巣に近づいてきたアリを羽ではじき飛ばす防衛行動をとることを確認した。海外のミツバチが羽ばたきによって生じた風圧でアリを遠ざける行動をとることは知られている。研究チームは生息する地域によって異なる防衛行動を持っている可能性が高いとみている。

日本にはミツバチを積極的に捕食するアリがいないため、体を接触させる防衛行動が進化したとみられる。近年、国内に侵入した外来種のアリが生息している場合もあり、ニホンミツバチが捕食される可能性がある。研究者らは研究を通じて被害の予測や予防につなげたい考えだ。

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