大型ロケット「H2A」は残り2機で退役する(2023年9月、種子島宇宙センター)

三菱重工業は16日、大型ロケット「H2A」の49号機を9月11日に打ち上げると発表した。政府の情報収集衛星を搭載する。H2Aは50号機を最後に退役する。

49号機は種子島宇宙センター(鹿児島県)から9月11日の午後1〜3時の間に打ち上げる。打ち上げ予備期間として9月12日〜10月31日を設定する。

H2Aは2001年の運用開始以来、日本の宇宙開発を支えてきた。打ち上げ成功率は約98%と、国際水準の95%と比較して高い。H2Aの退役後は、大型基幹ロケットは7月に大型衛星の投入に成功した「H3」に移行する計画だ。

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