秋田港で商用運転を始めた洋上風力発電所(24年1月、秋田市)

秋田銀行は22日、「洋上風力産業支援室」を新設した。地元企業の建設工事や運転・保守(O&M)などの事業参入を後押しする。洋上風力発電は秋田県の能代、秋田両港で商用運転が始まっており、県沖の4海域でも建設準備が進む。

支援室は4人体制で、地域価値共創部内に設けた。銀行のネットワークを生かし、発電事業者、建設工事やO&Mの事業者、自治体、県内企業との「ハブ」の役割をめざす。

関連する設備投資に向けた融資のほか、発電事業者が地域活性化に役立てる「地域共生策」も支援する。

秋田銀は能代、秋田両港で商用運転する秋田洋上風力発電(秋田県能代市)に出資している。

県沖4海域のうち、八峰町・能代市沖の発電事業者「合同会社八峰能代沖洋上風力」にも出資した。同社はENEOSホールディングス子会社のENEOSリニューアブル・エナジー(東京・港)など3社で構成し、2029年6月の運転開始を予定している。

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