去年、日本テレビが放送したドラマ『セクシー田中さん』をめぐっては、原作者の漫画家、芦原妃名子さんがことし1月に亡くなり、5月には制作した日本テレビが原作者側との間に認識のそごがあったなどとする外部の弁護士を入れた特別調査チームの調査報告書を公表していました。
これを受け、22日、日本テレビは今後のテレビドラマ制作の指針を発表しました。
それによりますと、漫画や小説などを映像化する際は原作の世界観をより深く理解するよう努め、原作者と直接会話するなどしてドラマ化の方向性や具体的な表現手法の相互理解を深めるとしています。
そのうえで、原則として放送の1年前にはドラマ化の企画について原作者側と基本的な合意が形成できるように努めるほか、契約書を早期に締結するなど、適正な制作プロセスの構築を目指すとしています。
また、SNSの適切な運用に関する危機対応の専門チームを社内に設けるほか、制作スタッフの育成や、特定のスタッフに過度な負担が生じない制作体制の構築に努めるとしています。
日本テレビは、「この指針を原則として、適正なドラマ制作プロセスを構築し、実践して参ります」とコメントしています。
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