実証をする集合住宅(北海道ニセコ町)

北海道電力は25日、北海道ニセコ町で集合住宅の省エネ実証を8月から始めると発表した。ニセコ町などが出資するまちづくり会社ニセコまち(同町)と、スタートアップのハイオ(東京・港)と共同で取り組む。家庭用エネルギー管理システム(HEMS)によって、太陽光発電や蓄電池といった機器を適切に制御し、住宅の省エネ効果などを検証する。

実証期間は約2年間。集合住宅は8戸あり、高断熱設計となっている。住宅近くにある太陽光パネル付きの車庫「ソーラーカーポート」で発電した電気を蓄電池にためたり電気自動車(EV)充電に使ったりするほか、卸電力取引市場のスポット価格が安い時間帯に充電し、高い時間に放電できるよう自動で制御する。HEMSで空調なども管理する。

北電とニセコまちは2021年に連携協定を結んでいる。

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