北の国は巣作りの季節へ。森のにぎやかさが増している。札幌市中心部から車で約30分の森では、春の陽気に融雪がすすみ、鳥は地表近くにおりてエサを探していた。

 シマエナガは別種の鳥の群れに交ざり、高所から木の根元におりて、うろうろ。雪面から姿をのぞかせる倒木では、国の天然記念物クマゲラが虫を掘り出そうと励んでいた。高音の鳴き声を放つと、森の奥から、それに応じる鳴き声がした。(角野貴之)

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