郡上市八幡町におよそ400年前から伝わる「郡上おどり」は、ユネスコの無形文化遺産に登録されている「風流踊」の1つで、毎年7月から9月にかけて行われる夏の風物詩です。
13日夜から、朝まで踊り明かす「徹夜おどり」が始まり、古い町並みの交差点にやぐらが設けられ、地元の人や観光客など大勢の人が踊りの輪に加わりました。
浴衣姿の踊り手たちは、お囃子に合わせて下駄を踏みならしたり、かけ声を出したりして、おどりを楽しんでいました。
愛知県豊田市から訪れた50代の女性は「今日は朝まで踊りに来ました。踊りに没頭すると全然疲れなくて、夜になればなるほど元気になります」と話していました。
東京・杉並区から訪れた40代の男性は「遠くから来た自分でもすぐに踊りの輪に受け入れてもらえるような懐の深さが魅力です」と話していました。
徹夜おどりは4日間にわたって行われ、郡上市では期間中、18万人の人出を見込んでいます。
郡上市は、参加する際はこまめに水分を補給するなど、熱中症への対策を十分に取ってほしいと呼びかけています。
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