到着した小惑星ベンヌの試料を確認するJAXAの職員=22日、神奈川県相模原市(JAXA提供)

 宇宙航空研究開発機構(JAXA)は22日、米航空宇宙局(NASA)の探査機「オシリス・レックス」が小惑星ベンヌから持ち帰った石や砂の一部を受け取ったと発表した。日本の探査機「はやぶさ2」が小惑星りゅうぐうから持ち帰った試料との比較を通じ、太陽系の形成過程や生命の起源に関する手掛かりが得られると期待される。

 オシリス・レックスは2016年に地球を出発。20年に約3億2千万キロ離れたベンヌで試料を採取した。地球に持ち帰った試料は121.6グラムで、JAXAは研究協力の一環として約0.6グラムを譲り受けた。年内にJAXAが重さの計測や撮影など初期の分析を実施する。

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