日本郵船はこのほど、北海道支店を開設した。道内での支店設置は15年ぶりだ。曽我貴也社長は北海道でのグリーントランスフォーメーション(GX)事業について「アンモニアや水素、二酸化炭素(CO2)の輸送について、今までと異なる技術が必要になる。技術開発を進め、知見をためていきたい」と述べた。輸送関連の人材育成を進める考えも示した。
同社は石狩湾新港で洋上風力発電設備の作業員輸送船(CTV)を運航している。風車の施工や修理に必要な「SEP船」や北海道と本州を結ぶ海底送電ケーブルなどの建設に使う敷設船にも携わっており、洋上風力関連の道内事業を広げていく方針だ。
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