1日3000人以上の作業員が集まりラピダスの工場建設が進められている(22日、北海道千歳市)

最先端半導体の製造を目指すラピダスの工場建設が進む北海道千歳市は、市内に約30の半導体関連企業がオフィスを設ける見通しだと明らかにした。市内中心部ではラピダスの進出を機にオフィスや宿泊需要が高まっており、オフィスビルやホテルの新設が進んでいる。

賃貸マンションの建設も活発で、2025年の春ごろまでに700〜800室ほどの供給が計画されている。ラピダスによると、現在の建設関係者の宿舎として合計約3300室を確保しており、このうち賃貸物件が7割、仮設宿舎28%、ホテル2%となっている。

千歳市によると、直近の作業員数は1日あたり約3500〜3600人で、24年10月ごろのピーク時には4000人を超える見込み。25年1月以降は設備メーカーのエンジニアも加わる。

出張者も増加しており「繁忙期にはホテルの稼働率が9割を超え、1泊2万円以上になる状況も発生していた」(千歳市次世代半導体拠点推進室の森周一室長)。すでに2棟のホテルが着工済みだという。

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