「白玲戦」七番勝負は、タイトルを持つ西山女流三冠に福間女流五冠が挑戦するトップ女流棋士どうしの対決となりました。

31日、東京・港区のホテルで第1局が行われ振り駒の結果、先手は福間女流五冠となりました。

対局は先手、後手ともに「飛車」を横に移動させる「振り飛車」の戦法をとりました。

終盤にかけて西山女流三冠が「竜」を使って攻め込みますが、福間女流五冠も「桂馬」や「飛車」で反撃に出て、一時、形勢を有利にします。

しかし、西山女流三冠が相手の攻撃をしのいで再び形勢を有利にすると、午後6時32分、福間女流五冠が152手までで投了しました。

この結果、西山女流三冠が初戦を白星で飾り、タイトル連覇に向けて好スタートを切りました。

西山女流三冠はプロ棋士の養成機関「奨励会」を3年前に退会しましたが、その後のプロ棋士との対局で好成績をあげて9月からプロ棋士への編入試験としての対局に臨むことになり、再び、女性初のプロ棋士を目指します。

一方、福間女流五冠は、女流タイトルの獲得数が史上最多の59期となるトップ女流棋士で、現在、妊娠していることから今回の白玲戦は和服を着ずに、テーブルといすでの対局となりました。

「白玲戦」七番勝負はことし10月にかけて日程が組まれ、先に4勝したほうがタイトルを獲得します。

次の第2局は9月14日に鹿児島県指宿市で行われます。

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