鳥取砂丘にある宇宙分野の研究施設「ルナテラス」で実験を行ったのは、日本とアメリカの大学生でつくる学生団体「KARURA」です。
この団体は、ことし6月にアメリカで行われた火星探査機の性能を競う学生の世界大会に日本人が所属するチームとして初めて出場していて、「砂丘の地形が火星の環境に似ている」として去年から実験を行っています。
2日は来年の大会に向けて開発中の探査機の走行実験を行い、くぼみのある砂地の坂をどのくらい登れるのか検証しました。
検証の結果、去年の実験の倍以上となる1メートルほど登れることを確認したということです。
チームによりますと、来年の大会には4つのタイヤそれぞれにモーターが付いた新しい探査機で挑戦することを目指していて、4つのタイヤがトラブルなく動いているかも分解して調べていました。
団体のメンバーで鳥取市出身の大下知輝さん(18)は「砂丘地のフィールドは日本にはほぼないので、地元の大きなフィールドを使うことができうれしい。大会では総合優勝を目指しているので、精いっぱい貢献したい」と話していました。
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