政府が優れた研究計画を選んで研究者に助成する科学研究費助成事業(科研費)を巡り、自然科学や人文社会学分野など国内約250の学会が6日、予算を2倍に増やすよう求める要望書を国に提出した。物価高などの影響で配分額は実質的に減っており、研究力低下が危惧されると訴えた。
科研費は研究者が応募して獲得を狙う「競争的資金」で、あらゆる学問分野から応募できる。2024年度の関連予算額は約2400億円。1件当たり平均で約250万円が助成されている。要望では、物価高や出版費用の高騰等を考慮すれば4800億円以上の予算が必要だとした。
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。