人気の登山スポットとして札幌市民に親しまれている三角山(標高311メートル)周辺で12日、ヒグマ1頭が捕獲・駆除された。

 札幌市環境局によると、西区小別沢に設置された箱わなにかかったのは体長141センチ、体高81センチのメスの成獣。外見の特徴から、今年の春ごろから西区山の手や登山道「三角山~盤渓ルート」に相次いで出没していた親子の母グマとみられる。人里のサクランボを食べていた形跡や登山道を歩く姿も確認されており、市が捕獲も視野に対策を続けていた。今後、DNA検査で出没個体と同一か確認する。

 親子は3頭で行動していたが、捕獲されたのは母のみ。付近には「親離れしたか、しないかぐらい」(担当者)の亜成獣2頭がいる可能性もあり、市は引き続き注意を呼びかけている。

 三角山の登山道は一時は全区間が閉鎖されていたが、巡視などを経て9月5日に閉鎖が解除されていた。

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