中国電力は19日、12月の再稼働を目指す島根原発2号機(松江市)で、重大トラブルを想定した訓練を報道陣に公開した。原子炉操作などを行う中央制御室を再現した施設でシミュレーションを実施。2号機は2012年に運転停止しており、未経験者の運転員は約6割に上るという。

 訓練は、運転中に原子炉への給水機能が喪失し、水位が急激に低下した原子炉が自動停止、全ての交流電源が失われたトラブルを想定した。運転員にはシナリオは知らされておらず、トラブル発生で警報が鳴り響く中、非常用の冷却装置が原子炉に注水を開始する工程やガスタービン発電機を起動する操作などを確認した。

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