営業運転開始から40年以上経過する関西電力高浜原発1、2号機(福井県高浜町)などの廃炉を求め、市民団体が23日、同町で集会を開いた。京都や愛知などから計360人が参加し「老朽原発今すぐ止めろ」と声を上げた。
2015年に福井地裁で高浜原発3、4号機の運転を禁じる仮処分決定を出した元裁判長の樋口英明さんが講演し「老朽化すれば、いつどこで不具合が生じるか分からない。管理し損なった時の被害はとてつもなく大きい」と訴えた。
石川県珠洲市在住で北陸電力志賀原発の運転差し止め訴訟の原告団長を務める北野進さんも登壇。能登地震で防災無線や放射線防護施設が使用できなくなった事例を紹介した。
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