高橋昌造矢巾町長(前列右)と田代幸司バイオマスレジン北日本会長(同左、25日、町役場)

岩手県矢巾町は25日、県産米のうち食用に適さないコメを原料にしたプラスチック袋を指定ごみ袋兼レジ袋として導入すると発表した。同町は2022年に「ゼロカーボンシティ」を表明しており、バイオマスプラスチックの利用拡大を目指す。

袋はバイオマスレジン北日本(矢巾町)が供給する。原料として古米や破砕米を10%、石油由来プラスチックを90%使った。町内の小売り2店舗で10月中旬から販売する。容量は15リットルの1種類で、価格は1枚15円程度になる見込みだ。

25日に記者会見した高橋昌造町長は「環境問題は積み重ねが大事。利用の輪を広げていきたい」と述べた。

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