H3ロケット3号機の打ち上げ(7月1日、種子島宇宙センター)

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は27日、基幹大型ロケット「H3」4号機を10月26日に打ち上げると発表した。当初は10月20日を予定していたが、同じ発射場を使う大型ロケット「H2A」49号機の打ち上げ日が天候不良で9月26日に遅れたことを受け、再設定した。防衛省が運用する通信衛星「きらめき3号」を搭載する。

H3の4号機は種子島宇宙センター(鹿児島県)から10月26日の午後3時44分〜午後5時30分の間に打ち上げる。予備期間として10月27日〜11月30日を設定する。

H3はJAXAと三菱重工業が共同開発した。初号機は2023年3月に地球観測衛星「だいち3号」を載せて打ち上げられたが失敗した。原因究明と再発防止の対策を施した2号機は、24年2月に打ち上げに成功した。24年7月の3号機は地球観測衛星「だいち4号」を宇宙空間の軌道に投入し、本格的な実用段階に入った。

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