西山女流三冠のプロ編入試験五番勝負の第2局は、2日午前10時から東京の将棋会館で始まりました。
第2局の試験官は山川泰煕四段(26)で、先手の西山女流三冠は中央に飛車を据える「中飛車」の戦法をとって攻撃の機会をうかがいますが、山川四段が逆に相手の飛車を奪って形勢を有利にします。
西山女流三冠は最終盤まで相手玉に迫りますが逆転はならず、午後5時29分、104手までで投了しました。
この結果、西山女流三冠は編入試験1勝1敗となりました。
西山女流三冠は大阪府出身で女流タイトルを通算16期獲得するトップ女流棋士のひとりです。
ことし7月の時点でプロ棋士との対局で好成績をあげて編入試験の受験資格を得ました。
女流棋士では福間香奈女流五冠が2022年、編入試験を受験しましたが、結果は0勝3敗でプロ入りはならず、今回西山女流三冠が合格すれば、女性初のプロ棋士となります。
次の第3局は11月行われる予定で、上野裕寿四段(21)と対局します。
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