「長崎くんち」はおよそ390年の歴史がある長崎伝統の秋祭りで、「奉納踊」は国の重要無形民俗文化財に指定されています。
長崎市の諏訪神社では、午前7時からことしの演し物を奉納する7つの「踊町」が順番に「傘鉾」と呼ばれる町のシンボルとともに入場しました。
ことし、最初に演し物を奉納する「一番町」をつとめたのは興善町で、伝統的な本踊「石橋(しゃっきょう)」を披露しました。
2体の紅白の獅子が頭を振り回して長さおよそ2メートルの毛で大きな弧を描きながら勇ましく舞いました。
このほか、龍を模した「龍船(じゃぶね)」と呼ばれる長さおよそ11メートルの船が登場し、船を勢いよく回転させる演し物が披露されました。
また、どらなどが鳴り響く中、2体の龍(じゃ)が長さおよそ20メートルの体をくねらせる「龍踊(じゃおどり)」も奉納されました。
観客からはアンコールを意味する「モッテコーイ」などという掛け声が何度も上がっていました。
「長崎くんち」は9日まで続きます。
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