太陽はおよそ11年の周期で活動が活発になったり弱まったりすることがわかっていますが、NASAやNOAA=アメリカ海洋大気局は15日、活動が非常に活発になる「極大期」と呼ばれる時期に入っていると発表しました。
極大期には、太陽表面の巨大な爆発現象「太陽フレア」などが発生し、その影響でGPSや一部の無線通信、それに送電設備などに不具合が出るおそれがあるとしています。
また、ふだんは緯度の高い地域で観測されるオーロラが、より緯度の低い地域で見える可能性が高まるということです。
ことし5月には、太陽フレアの影響で、日本を含む世界各地でオーロラが観測されたほか、アメリカでは、GPSを活用したサービスで太陽フレアが原因とみられる不具合が確認されるなど、経済活動にも影響が出ました。
この時、太陽はすでに「極大期」に入っていたとみられ、NASAなどによりますと、今後1年は続く可能性があるということです。
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