高松市美術館で開かれている展示会には、風景画や役者絵で人気を博した葛飾北斎や、「東海道五十三次」で知られる歌川広重、それに歌川国芳など、5人の浮世絵師の作品、およそ140点が並んでいます。
このうち、北斎の代表作の1つで新しい紙幣の千円札の裏面にデザインされている「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」は、大波にさらわれそうな船の向こうに富士山が見える大胆な構図が特徴です。
また、広重の「東海道五十三次」からは、東海道の起点、日本橋で早朝から大名行列の一行や魚売りらが行き交う様子を描いた「日本橋 朝之景」も展示されています。
さらに、遊び絵の第一人者といわれる歌川国芳の「寄せ絵」は、人の体を集め、別の形態が表現されているのが特徴です。
また、今回の展示会では高松市での開催に合わせて、高松市歴史資料館が所蔵する源平合戦を題材とした国芳の作品4点も特別に展示されています。
この展示会は、12月8日まで開かれています。
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