「白玲戦」七番勝負は、タイトルを持つ西山女流三冠が福間女流五冠を相手にここまで3勝2敗とし、タイトル防衛まであと1勝としていました。
第6局は26日、都内で行われる予定でしたが、日本将棋連盟によりますと、福間女流五冠から体調不良により対局の実施が困難と申し出があったため、協議の結果、規定に基づいて不戦敗とすることを決定したということです。
これにより西山女流三冠が4勝2敗で七番勝負を制し、「白玲戦」2連覇でタイトル防衛を決めました。
福間女流五冠はことし8月に妊娠を公表し、来月17日からおよそ3か月間、出産のため休場することになっています。
今回の「白玲戦」は第5局でも福間女流五冠が体調不良を理由に不戦敗となったほか、第4局では西山女流三冠が新型コロナウイルスに感染したために日程が延期されていました。
タイトル戦が不戦敗で決着するのは異例で、日本将棋連盟は「今後の棋戦進行スケジュールの都合上、これ以上の延期が難しい状況にあり、慎重に検討した結果、この判断に至った次第です。皆様にはご理解を賜りますようお願い申し上げます」としています。
福間女流五冠は現在、「女流王座戦」と「女流王将戦」の2つのタイトル戦を戦っているほか、来月5日からは「倉敷藤花戦」も控えています。
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