【北京共同】中国は30日、独自に建設した宇宙ステーション「天宮」に向け、中国北西部の酒泉衛星発射センターから有人宇宙船「神舟19号」を打ち上げた。国営中央テレビが伝えた。天宮とのドッキング後、搭乗の飛行士3人は現在活動中の3人と交代し、約半年間の滞在中に天宮の保守管理や科学実験を実施する。
「宇宙強国」を掲げる習近平指導部は6月に世界で初めて月の裏側からの試料(サンプル)の持ち帰りに成功。2030年までに中国人初の月面着陸の実現を目指し計画を推進するなど宇宙開発で存在感が増している。
神舟19号は運搬ロケット「長征2号F遥19」に搭載され、打ち上げの約6時間半後にドッキング予定。
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