東京電力は2日、福島第1原発2号機の溶融核燃料(デブリ)の試験的取り出しで、微量のデブリをつかんだ採取装置を原子炉格納容器の外側まで引き抜き、装置の収納箱に収めたと明らかにした。5日にもデブリの放射線量を測定し、輸送用容器に入れて収納箱から取り出しが可能かどうかを判断する。
つかんだデブリは小石状で、大きさは5ミリ程度。回収に成功すれば2011年の原発事故発生後、初となる。2日午前、デブリをつかんだまま採取装置を引き抜き、格納容器外側にある収納箱に戻した。デブリから20センチ離れた距離で毎時24ミリシーベルト以下であると確認できれば、輸送用容器に入れて取り出す作業に移る。
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