京都市東山区にある六波羅蜜寺は、平安時代の僧侶、空也上人ゆかりの寺で、本尊の秘仏で、国宝にも指定されている「十一面観世音菩薩立像」は12年に1度、御開帳されます。

初日の3日は、本堂の中央でふだんは閉じられている「ずし」の扉が開けられ、多くの参拝者が訪れて手を合わせていました。

本尊は木造で、高さ2メートル60センチほどあり、平安時代に空也上人が疫病を鎮めようとつくったとされています。

12年前も訪れたという男性は「ことしは子どもが受験を控えているので、絶対に来たいと思っていました。子どもの成長を感じますし、12年に1度というのは参拝する気持ちが違います」と話していました。

これまで何度も御開帳の期間に参拝したという男性は「ふだんは見られない秘仏を参拝できてよかったです。12年後は80代になりますが、頑張って来たいです」と話していました。

この御開帳は、来月5日まで、六波羅蜜寺が開門している時間に行われます。

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