東北電力女川原発(宮城県女川町、石巻市)の2号機が機器のトラブルで原子炉を停止したことについて、斎藤正美・石巻市長は6日の記者会見で「誠に遺憾。原因の究明と再発防止対策を強く求めていく」と話した。

 斎藤市長は5日、女川原発所長らから直接説明を受けた。「こういう原子炉の停止は、市民、圏域の住民に多大な不安を与える。肝に銘じてしっかり取り組んでほしい」と、安全最優先で取り組むことを強く求めたという。

 東北電によると、2号機は10月29日に原子炉を起動し、東日本大震災から13年7カ月ぶりに再稼働したばかりだった。今月3日、発電再開に向けた試験で、中性子を計測する機器を原子炉に入れる作業の途中で、機器が動かなくなった。

 東北電は4日に原子炉を停止し、原因を調べている。発電再開は原因が分かるまで延期するとしている。(柳沼広幸)

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