黒トリュフは国内でも自生していますが栽培技術は確立されておらず、研究が進められています。

こうした中、富士川町にある山梨県の森林総合研究所では茨城県つくば市の森林研究・整備機構森林総合研究所と共同で国産トリュフの人工栽培を目指した技術の開発に取り組んでいて、平成30年に国内に自生する黒トリュフの1種、「アジアクロセイヨウショウロ」の菌をクリの苗木55本につけて県内2か所の試験地に植え、人工的にトリュフができるか調べてきました。

その結果、ことし9月、12個のトリュフ、合わせて200グラムができ、遺伝情報を解析した結果、クリにつけた菌から発生したことが確認されました。

研究所によりますと国内で黒トリュフの人工的な発生に成功したのは岐阜県に続いて2例目だということです。

山梨県森林総合研究所は「トリュフが本当に発生するか不安があったが、6年目にようやく確認でき、驚きと喜びに満ちている。今後、安定した栽培技術の確立に向けて研究を続けたい」としています。

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