これは、ノーベル平和賞の受賞者を紹介する活動をしているノーベル平和センターが19日、ホームページで明らかにしました。
ことしは日本被団協=日本原水爆被害者団体協議会の活動を紹介する展示会をノルウェーの首都オスロで開催し、この中で建築家の隈研吾さんの作品を展示するということです。
隈さんは日本被団協がまとめた調査資料集をもとに、1000人の被爆者の証言を表現する1000個の木製のオブジェを制作したということです。
オブジェには広島産の木材が使用され、木材に切り込みなどを入れて組み合わせる「木組」という伝統的な手法が用いられるということです。
ノーベル平和センターは「隈さんは対話の場を創り出し、被爆者の声が私たちの未来にとって極めて重要であることを示している」とコメントしています。
展示会では被団協や被爆者たちの活動に関する資料の展示も検討されていて、12月12日から一般公開が始まる予定です。
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