ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)を運営するユー・エス・ジェイ(大阪市)は22日、映画「ジョーズ」を題材にしたアトラクションで運航する船で、バイオディーゼル燃料の使用を始めた。パーク内のレストランから出る廃食油を再利用し、脱炭素社会に対応するテーマパークを目指す。
アトラクションの全8隻の船の燃料を軽油からバイオディーゼル混合燃料に切り替える。従来は廃棄していた廃食油を活用し、年間で約8000リットルのバイオディーゼル燃料を使用する。廃食油の回収や精製などで燃料調達コストは数割上昇するものの、この取り組みで年間で約456トンの二酸化炭素(CO2)を削減できるという。
ファシリティサービス&ディベロップメント部の海老原陽部長は「今後はパークで稼働するメンテンナンス車両や発電機にも活用していきたい」と話す。
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