【バクー共同】アゼルバイジャンで開催中の国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)は22日、最終日を迎えた。最大焦点の途上国向け資金支援目標を巡って議長国が意見調整を図るが、発展途上国と先進国の溝は埋まっておらず、合意に到達するかどうかは不透明。会期延長となる可能性もある。
議長は21日に主要議題に関する成果文書の草案を公表した。資金支援の草案は総額が示されず、途上国と先進国の立場が色濃く反映された二つの選択肢が併記されたままだった。
文書草案は、昨年のCOP28での合意を強く進めるメッセージに欠けるとして各国や非政府組織から失望の声が相次いだ。
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