航続距離を伸ばせる「ちょい踏み維持」を身に付けよう―。電気自動車(EV)で効率の良いアクセルペダル操作を振動により指南する装置の開発を、日本大の加藤修平准教授(電力応用工学)が進めている。装置なしの運転と比べ、バッテリー残量が2~3割ほど多く保てる成果が得られているといい、千葉県習志野市のキャンパスで実用化への研究を重ねる。
現状の試作段階で、装置は直径約1センチ、薄さ約3ミリのモーターと、速度やバッテリー状態から効率的なアクセルワークを導く演算機からなる。
モーターは座席に二つ張り付ける。ペダルの踏み込みが強過ぎたり弱過ぎたりすれば、演算機からの発信に基づき振動で知らせる。
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