フォーミュラE第6戦ミサノE-Prixtが4月13日に開催され、一番手でゴールしたタグ・ホイヤー・ポルシェ・フォーミュラEチームのアントニオ・フェリックス・ダ・コスタが失格、2番手のニッサン・フォーミュラEチームのオリバー・ローランドが繰り上げで優勝した。

ローランドはシーズン6以来の勝利を飾った。今シーズンは6戦を通じて6人の異なる勝者が誕生している。

FIAの調査によると、ダ・コスタのマシンに使用されていたスロットルダンパースプリングが、規定のパーツリストに記載されていないものだった。該当パーツはGen2マシンのパーツリストには掲載されていたが、現行のGen3のリストには掲載されていない。また、チームマネージャーとポルシェの代表は、シーズン9の開始以来、スロットルダンパースプリングを変更していないと説明している(現在はシーズン10)。

チームマネージャーは、該当部品が搭載されたことを認め、同時にパーツリストに記載されていなかったことも認めている。チームマネージャーは、「通常、カタログの変更箇所はハイライト表示されるため、誰もが変更箇所を確認できるが、削除箇所は確認できない」と説明したという。

規則では、競技者はマシンの適合性に責任を持ち、たとえ性能上のアドバンテージがなくても、規則に従わなければならないとされている。ポルシェはこの決定に対して上訴する意向を表明している。

この結果、ダ・コスタのマシンは失格となり、ローランドが優勝となった。レースは序盤から激しいトップ争いが展開され、エネルギーマネジメントが重要な要素となった。ディフェンディング・チャンピオンのジェイク・デニスは17番手スタートから表彰台を獲得し、マキシミリアン・ギュンターが3位になった。ダン・ティクタムが自己ベストを更新して4位、ミッチ・エヴァンスが5位に入った。

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