BMWは5月29日、高性能ワゴン『M3ツーリング』(BMW M3 Touring)の改良モデルを欧州で発表した。「M3コンペティション・ツーリング」には、Mツインパワーターボ技術を採用した最強の直列6気筒エンジンが搭載され、最大出力は530hpに達する。

改良モデルのエンジンは、モータースポーツからの技術を取り入れており、高回転域でのリニアなパワーデリバリーを実現したという。特に、M3コンペティション・ツーリングのエンジンは、デジタルエンジンコントロールユニットの最適化により、最大出力が530hpに向上した。

M3コンペティション・ツーリングは0-100km/hを3.6秒で駆け抜ける。最高速はリミッターが作動する250km/hだ。オプションの「Mドライバーパッケージ」を選択すると、最高速は280km/hに達する。いっぽう荷室容量は500リットルから最大1510リットルまでを添え、実用性と高性能とを両立した。

M3ツーリングの改良モデルは、BMWグループのミュンヘン工場で生産され、2024年7月から世界中で発売される予定だ。BMWでは、M3ツーリングは、ドイツやイギリス、その他のヨーロッパ諸国、オーストラリアで人気が高い、という。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。