日産車好きの石原さんが、『サニー』を手に入れてカスタムを開始。そんな中、車高調の相談で来店した広島県のWarps(ワープス)でカーオーディオと出会い一気に開花。高音質化の楽しさを体感してスピーカー交換からDSPアンプ導入などシステムアップを繰り返すことになる。
◆痛車にカスタムする中でオーディオに魅了される
元々クルマが大好きな石原さん、かつては大のマツダファンだったが、クルマ仲間の一人が日産『180SX』に乗っていたのを見て、カッコいいなと思ったのがきっかけになって、自分では『シルビア』を手に入れることになった。
「そこからは、一気に日産好きになっていったんです。シルビアはフルレストア中なので、普段乗りするクルマに買ったのがサニー(B15系)だったんです」
しかし、サニーを手に入れたことから石原さんのカーライフが少しずつ変化していくことになる。ノーマルのままで乗る派ではなかった石原さん、サニーを買うとすぐに自分流のカスタムを始める。まずはボディに好きなキャラクターのラッピングを施した。
「サニーには大好きな「ぼっち・ざ・ろっく!」のキャラクターの大槻ヨヨコのラッピングを施しました。イラストデータは自分で製作してラッピングをオーダーしたんです」
こうして世界でひとつしかないイラストを纏った痛車が完成する。すると徐々に痛車の仲間とのつながりも増えていく。
「サニーに乗り始めてから痛車の仲間も増えていったんですが、車高調を入れようと思って仲間に相談したたんですが、これがオーディオの入り口になったんです」
◆足まわりの相談で訪れたショップでオーディオの楽しさを感じて
サニーに乗り換えてから次々と出会うことになった痛車の仲間にはさまざまなカスタムをしているユーザーがいた。その中にトランクオーディオを組んだ仲間がいたのも石原さんのカーライフを大きく変えるきっかけになっている。
「たまたまその仲間に車高調を組むなら良いショップがあると教えられたんです、それがワープスだったんです。それで車高調の相談に訪れたのがワープスとの最初の出会いでした」
サニーの足まわりのグレードアップについて、ワープスに行って相談することにした石原さん、しかしショップに行ってみるとオーディオが強い店だと言うことはすぐにわかった。
「車高調の相談ももちろんしたのですが、元々オーディオも好きだったのでそっちも気になってしまって。車高調の話が済むと続けてオーディオの相談も始めました」
ワープスはオーディプロショップであると共に、足まわりカスタムも得意とするなどカスタム全般を扱うのも特徴。しかしやはり中核を担っているのはオーディオ、そのため石原さんの興味はいつの間にかオーディオに向けられることになる。
「ちょうどスピーカーなどを交換するセットプランがあったので、まずはこれからはじめようと思って車高調と同時にオーダーしました。これが本格的なオーディオインストールの最初になりました」
◆最初にスピーカー交換で高音質化を実施して“こんなに変わるんだ”を実感
スピーカー交換で最初に選んだのはブラムの2ウェイシステムであるL165Sだった。最初だったこともあって手軽なインナー取り付けでオーダー、まずは高音質化がどれほどのものなのかを経験してみることにした。
「スピーカーの取り付けが終わって愛車に乗って音楽を聴いてみたんですが、純正の音がイマイチだったこともあって、大幅に高音質化していると感じました。特に“きれいな音”が鳴っている点が一番の進化だと思います。すぐに気に入ってオーディオってこんなに変わるもなんだと愛車で体験できたのも良かったです」
オーディオの醍醐味を知った石原さん、ここからは一気にオーディオ好きオーナーへと成長していくことになる。それとともにサニーもより高音質なシステム&取り付けに進化させていく。
「次に考えたのが音の調整機能を備えること。そのためにDSPアンプを追加することにしました。選んだのはミューディメンションのDSP610AB。初めてのプロセッサーには興味津々でした」
DSPアンプに加えて手もと操作が可能なリモートコントローラーもセンタークラスターに設置。音楽再生は手持ちのスマホやDAPからブルートゥースでDSPアンプに無線接続するシステムとした。
スピーカー交換で始まった石原さんのオーディオのグレードアップ。足まわりカスタムの相談で行ったショップがオーディオプロショップだったこともあってその魅力に引き込まれる。次回の後編では、自分の好みのサウンドを実現するために実施した、その後のシステムアップについて紹介していくこととしよう。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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